【J1リーグ21節】鹿島 VS 湘南(2019.8.3)
鹿島 2-3 湘南
■得点者
49分 山崎(湘)
52分 野田(湘)
61分 セルジーニョ(鹿)
73分 伊藤(鹿)
90+6分 坂(湘)
■寸評
序盤はそれなりに戦えていたと思うが、2失点目までのシーンはどちらも湘南らしい走力を活かしたスピーディーな攻撃にやられた。
名古の攻撃的なセンスは買っているが、湘南のような相手にはやはりレオシルバがいてくれれば・・・と思わざるを得ない。
2点ビハインドから追いついたことは評価できるものの、逆転できるチャンスを逃し更に土壇場で勝点1を失うという最悪の結果となってしまった。
もうこれで今後は引き分けも許されない状況となった。全勝するつもりでなければ優勝は見えてこないだろう。
湘南の曺監督が中二日の日程について言及してくれたらしい(自分たちが2週間近く空いてしまったことへの不満かもしれんが)。
しかしそんな状況でもなんとかするのが鹿島というチームだったはずだが、主力が抜けた現状でターンオーバーでしのぐ余力がないことが露呈した。
リーグ終盤、ACLやカップ戦で連戦が予想される今後にどうやって勝ち切るか、まだまだ課題は多い。
けが人の復帰と新しい力の台頭が待たれる中、上田の躍動は数少ない希望の光だ。とはいえそれだけで状況が劇的に変わるわけではない。優勝に向けて足りないピースを模索する日々は続く・・・。
【J1リーグ16節】鹿島 VS 浦和(2019.7.31)
鹿島 1-1 浦和
■得点者
アルキメデスの大戦
おすすめ度:★★★☆☆
《ネタバレなし》
原作未読。
2019年に3本も監督作が公開という超売れっ子の山崎監督。
特にファンということもないのだが、周りの評判が良かったため鑑賞。
菅田将暉をはじめとした役者陣の演技は正直微妙(特にヒロイン役の浜辺美波)。しかし“山崎監督作品で大事なのはそこじゃない”よね!
VFXに関しては国内最高峰の白組だけあって頑張ってた。ただ、炎のエフェクトだけはなんだか微妙に見えてしまった。本来は「そんな細かいこたぁ映画の本筋には関係ねぇ!」という話だが何せ“山崎監督作品”なのでねえ。
さて、お話としては「菅田将暉が軍の陰謀をあばくことができるのか!?」というところになるのだが、クライマックスに至るまでのシーンでそこまでハラハラドキドキするような展開ではなく、なんとなく決着。
「こんなもんかー」と心に星二つが浮かんでいたのだが、そこからのラスト10分ぐらいの流れはすごく良かった。このシーンを見せるためにここまでの話があったとするならばそれなりに納得、ということで星が一つ増える結果となった。
【J1リーグ20節】鹿島 VS 鳥栖(2019.7.20)
鹿島 2-1 鳥栖
■得点者
20分 レアンドロ(鹿)
26分 金崎(鳥)
35分 白崎(鹿)
■寸評
スンテ・レオ・聖真の三人が体調不良で欠場。その影響もあってか最下位の鳥栖相手に僅差の勝利となった。
とはいえ、試合内容は決して悪くは感じない。決定的なシーンはそれなりに作ったし、レオの代わりにボランチに入った名古も持ち味を見せていた。欲を言えばあと1~2点取って完勝できればよかった。
失点に関しては誤診だなんだと騒ぐ方が馬鹿らしい。
オフサイドの位置に相手選手はいたので旗は上がったが、主審はプレイに関与していないと判断してゴールを認めた、それだけだ。
プレイに関与しているか否かは主審の判断だし、もし相手選手に当たってゴールしていたとなれば見落としで誤診だがVARがなければどちらとも言えない微妙な範囲だ。
それよりもムウだったらあの位置からでもシュートを打ってくると予測してブロックに行っていないディフェンスが問題だ。
ギリギリのジャッジになる前に危険の芽を摘んで行くのが鹿島の守備でなければならない。
いつぞやの山形をシュート0で抑えた試合が理想なのだ。
【J1リーグ19節】鹿島 VS 仙台(2019.7.13)
鹿島 4-0 仙台
■得点者
16分 セルジーニョ
45+1分 セルジーニョ
67分 白崎
75分 土居
■寸評
久しぶりの快勝。
仙台はケガと警告で欠場者がいてしかも開始早々に負傷退場も出たせいか全体的にプレスは緩かった印象。
さすがに中盤で時間を持てればうちの攻撃陣はそれなりの仕事はしてくれる。
3~4人が連動してワンタッチで崩していくシーンが何度かあって、これがもっとプレッシャーの強い相手でも再現できればリーグ後半戦も希望が持てるね。
あと、今日はセルジーニョとレアンドロは守備も頑張っていたので、非常にディフェンスが安定していた。
打たれたシュート数は多かったが、前節同様エリア内では自由にさせず、外からコースを限定させたシュートを“打たせていた”のでピンチというシーンはあまりなかった。
ここはぜひ継続していきたい。
ここ数週間は移籍話でいろいろあったが、とりあえずチームの調子は上向いてきた気がする。
しかし、暫定3位とはいえ川崎の三連覇を阻止し、久々のリーグ優勝を達成するためには気が抜けない戦いが続く。
【J1リーグ18節】鹿島 VS 磐田(2019.7.6)
鹿島 2-0 磐田
■得点者
29分 オウンゴール(鹿)
40分 小池(鹿)
■寸評
相変わらずひどい内容。
ただ、文句だけ言っててもしょうがないので今日は良いところを書きたい。
オウンゴールとなったセットプレーはラッキーではなく、デザインされたプレーだった。磐田の選手の奥に二人詰めていたので彼はあそこで触らざるをえなかった。レアンドロのフリックで勝負あったというところか。
小池のシュートは本人曰く「センタリングだった」とのことなのでラッキーだったのかもしれないが、攻守において小池はよくやっていた。ずっと課題だった左サイドバック問題は安西と小池でなんとかなりそうだ。
また磐田には15本のシュートを打たれたが、そのどれもがペナルティーエリア外やコースを限定したもので中の部分では自由にやらせていなかった。そういった意味でそこまで危険なシーンは作られていなかった。
と頑張って良いとこ挙げてみたが、全体的に連携が少ない、前にボールが繋げない、前線ボールが入ってもキープして時間を作れない等、本当にこれでよく勝ったなという印象。
逆に磐田はそこまで悪い内容ではなかったのにここまで勝てないのは、もうツキがないとしか言いようがない。うまくいっていない歯車がかみ合えば最下位にいるチームではないはず。
「内容が悪くても勝つのが鹿島の伝統」ということでJ最速の500勝、順位も暫定ながら4位と良い雰囲気に見えるが、海外移籍の問題も合わせて先が見えない状況は続く。