安部、安西の移籍報道

毎年海外に主力を引き抜かれることはチームにとって良い面悪い面どちらもあると思う。

ただ、どうせ行くなら篤人のようにお互いにハッピーな移籍になってほしい(過去にはいろいろあったしね・・・)。

 

今回、裕葵バルサとはいえBチーム縛り、安西は正直印象の良くないポルティモネンセとなんとも言えず微妙だ(契約条件の詳細はまだわからないが)。

 

安西なんかは年齢のこともあるので早く海外に出たいという気持ちもわかるのだが、もう少し国内と代表で活躍して、即戦力として見てくれている中堅チームからのオファーを待った方がいいと思うんだけどね。

 

しかし、まあこれでまたリーグ戦は厳しい戦いになるな。

【J1リーグ17節】鹿島 VS 広島(2019.6.30)

鹿島 2-2 広島

 

■得点者

1分 レアンドロ(鹿)

27分 柴崎(広)

74分 小池(鹿)

90+4分 柏(広)

 

■寸評

ACLに引き続きどうにも締まらない戦いだった。

アディショナルタイムに同点にされるわけだが、終始劣勢だったのは鹿島だ。

そんな中でもリードしている時間を作りだしたところは流石だが、この結末は当然の結果とも言える。

 

しかし、強い時の鹿島は劣勢でも最後に勝ちを拾うことができた。それが“鹿島る”に代表される上手く試合を塩漬けにして殺してしまうやり方だ。それが今はできない(それ以前に前線・中盤でボールをキープできていないのが問題だが)。

最後の交代を土居に代えてセルジーニョではなく、金森だったらあるいは・・・という気持ちは多少あるが、根本的な問題が解消されるわけではないだろう。

 

とにかく問題は山積みなのだが、今期初先発の小池・山口、途中交代のブエノが奮闘していったのはポジティブにとらえたい。

まだまだ通用していない部分は多いが彼らの底上げがなければ、後半戦やACLで勝って行くことは難しいはず。

 

■余談

チーム内のけが人の多さを「フィジコが原因」と言う人間に対して「試合中の怪我とかはフィジコがどうこうじゃねぇだろ」と思っていたのだが、ヨーロッパクラブのアップの中心はストップ&ゴーや相手との接触、ジャンプ後の着地などの際に怪我をいかに減らせるかといったメニューを最新の理論を元にやっているという話を聞いて「あ~、やっぱりうちのけが人が多いのはフィジコのせいなんだ」と思いましたとさ。

【ACLラウンド16 第2戦】鹿島 VS 広島(2019.06.26)

鹿島 2-3 広島

 

■得点者

33分 土居(鹿)

66分 パトリック(広)

72分 佐々木(広)

89分 土居(鹿)

90+6分 パトリック(広)

 

■寸評

今回も最初から広島に主導権を握られる。そんな中、聖真のファーストシュートがネットをゆらして「これぞ鹿島! あとは試合を殺すだけ!!」なんて思っていたのですが、今のうちにその我慢強さは存在していなかった・・・。

守備がはまらない、マイボールにしても前線でキープできずにすぐロスト、自陣に押し込まれてあっぷあっぷの状態が続き失点。

最終的には逆転され、この試合だけ見れば完敗。こんなんで今後のラウンド8やリーグ戦は大丈夫なのか?

 

あと、いろんな要素がてんこ盛りで広島の不満もわからんではない(ジャッジが不安定だったかと言われるとそこまでおかしくはなかったと思うが)。

ただ正直、今回は広島の自滅だった。

・中林のレッドカード

・柏のシミュレーション

・林の攻め上がり

このどれかがなかったら正直、2点差つけられてACL敗退していたよ。

 

ジャッジへの不満や自分たちの不運を嘆くよりも、このミスをしたことを反省した方がいいよ。普通にやれば強いんだからなおさらね。

【コパ・アメリカGL第3節】 日本 VS エクアドル(鹿島目線)

日本 1-1 エクアドル

 

■得点者

15分 中島(日)

30分 メナ(エ)

 

■寸評

最後わずかでしたが鹿島っ子4人そろい踏みで、本日も大変満足な一戦でしたな。

 

植田:得意の空中戦で競り負けることもあったが、守備に関しては及第点か。それより、ビルドアップの時に相手に引っ掛けるのなくしてほしい(チャレンジのパスはいいんだけどさ)

 

柴崎:今日も今日とて攻守に利いていた。3戦フル出場お疲れ様でした! 早く所属先決まるといいね(鹿島戻ってきてもいいのよ)

 

上田:あ~、今日も決められなかったか~。でもやっぱりポテンシャルは高いよ! ゴール決まんないとすぐ「シュート錬しろ!」とかいうとんちんかんがいるけど、大事なのはシュートのバリエーションとその中から最適なものをとっさにチョイスする判断力よ!! (はっ!それを養うためにはシュート錬か・・・)

 

安部:時間も足りなかったこともあるが、決定的な仕事はできず。今大会を通してそこまでアピールできなかった印象。オリンピックは大丈夫だと思うけど、A代表定着にはまだ足りない。

 

■大会総括

ガクにとってはいいリハビリ。

ナオにとっては海外経験の成果をアピール。

上田にとってはオリンピックに向けた予行演習。

裕葵にとっては海外クラブへのアピール。

 

という感じでしたが、それぞれ良かった点と課題が見つかった大会ではないでしょうか(岳はほぼ満点でしたけど)。

やっぱフレンドリーマッチなんかあんまり意味ないな。こういうガチの試合でちゃんと普通に戦えるのが鹿島産の選手だなと再確認できて満足。

 

あとなんだかんだで久保くんさんはやっぱり違いを生み出せる選手なんだと実感した(実はちゃんとプレイを見たのは今回が初めて)。

 

次はオリンピックに向けて裕葵と上田(とOAでガクやゲンもあるかもしれんが)はまた頑張ってほしい。

とにかく、みなさんお疲れ様でした!

【コパ・アメリカGL第2節】 日本 VS ウルグアイ(鹿島目線)

日本 2-2 チリ

 

■得点者

25分 三好(日)

35分 スアレス(ウ)

59分 三好(日)

65分 ホセ・ヒメネス(ウ)

 

■寸評

今日も鹿島っ子たちが4人出場で基本的には満足。裕葵と上田の交代で「4人の競演」とはならなかったが、それぞれ見せ場があって楽しめました。

 

植田:あのPKはかわいそうだなと思う反面、VAR使うとああいうジャッジは今後増えていくだろうなという事実もあるので、対応は今後研究してほしい。でも全体的にはよくやったのでは?

 

柴崎:今回も大変良かった。まさに大黒柱。中盤からのパスの散らしも良かったけど、裏に抜けられそうな危険なシーンでカバーに入った場面がしびれた。これを見ても柴崎の守備が悪いと言っているヤツは多分生まれ持ってのセンスがない。かわいそう。

 

安部:良いシーンも何回かあったし、攻撃陣の潤滑油的な役割で頑張った。ただ、ドリブルを引っ掛けられたシーンが多かったのがマイナス要素。抜けなくても中島みたいにファールをもらうような形が増えれば怖さも増すのに。

 

上田:ヘディングで競り勝つシーンもあったが、あまり攻撃には絡めず。それでも数回チャンスになりそうな場面もあったので、めげずに継続してほしい。